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香典を贈るときの基本マナー
通夜や告別式に持参する香典は、相手の宗教にあわせた不祝儀袋に包んで持参します。
弔辞では水きの結び方は「不幸が二度とないように」と、ほどけない結び切りを使います。のしはつけません。葬儀のときの表書きは、仏式では「御香典」「御香料」で、「御仏前」は四十九日以降の法要に使います。神式では「御玉串料」、「御榊料」など、キリスト教では「お花料」などとします。「御霊前」は各宗教、共通で使えるので、相手の宗教がわからない場合は「御霊前」としましょう。蓮の絵柄のついている包みは仏教以外には使いません。
●ポイント
①表書きは相手の宗教にあわせましょう。
市販の不祝儀袋の表書きは印刷されているものが多いですが、参列する葬儀の宗教にあわせて選びましょう。宗教がわからない場合は「御霊前」とします。
②水引きは黒白か双銀の結び切りにしましょう。（仏式）
神式の場合双白か黒白が一般的です。キリスト教には水引はつけません。
③紙は白無地が基本です。
香典は正式には奉書紙に包むものなので、紙は白無地のものを選びます。
④名前は薄墨でフルネームでかきましょう。
名前はフルネームで水引の下中央に書きます。表書きは慶事の場合は濃い墨ではっきりと書きますが、弔事は薄墨で書くのが正式です。ボールペンは使いません。
⑤裏側は上側を下にかぶせる。
弔事は上側を下にかぶせて水引をかけます。「悲しみは下向き」と覚えておくとよいでしょう。慶事とは逆なので注意が必要です。
⑥中袋の裏に金額と名前を書く。
中袋の裏に金額と住所、名前を書きます。先方が香典を整理するときに必要なので丁寧に書きましょう。住所、金額などの欄が印刷されている場合は、印刷に従います。
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