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供花・供物を贈る
＜供花・供物のマナー＞
供花や供物は、祭壇や葬式場に飾られ、死者の霊をなぐさめます。
個人では近親者や親交が深かった友人や知人が贈ります。また、会社などの団体名でも贈ります。
しかし、贈るときには、必ず遺族の意向を確認してからにしましょう。生花や花環などは会場によっては飾りきれない場合があります。また、日もちのする干菓子などの供物は、重なる場合が多く、あとで遺族が困ることが多いからです。
そのようなことから、最近では供花・供物を断る喪主も多くなってきています。
＜供花の選び方のポイント＞
供花には、個人で贈るケースが多い生花、会社など団体で贈るケースが多い花環の２種類があります。生花は花屋、花環は葬儀社に依頼します。
生花にはユリや菊、カーネーションなどの花が一般的です。最近では黄菊や胡蝶蘭、オンシジウムなども多いようです。いずれにしても白や淡い色をベースにして、紫か青の色を交ぜます。派手な色やトゲのあるバラなどは避けた方が無難です。
なお、キリスト教の場合は、白一色に限られています。
色や種類にこだわらず、故人が好きだった花を選ぶ人も増えています。子どもの葬儀の場合、薄い暖色系の色を供えることもあります。
最近では、祭壇に飾る生花は、葬儀社でセッティングするケースが多くなっています。この場合は「御花料」として花代に相当する現金を遺族に贈っておきます。
＜供物の選び方のポイント＞
供物は宗教や宗派、地域によって違いがあるため、注意が必要です。
線香やろうそくなどを贈る場合は、白い紙で包んで黒白の水引をかけ、表書きは「御供」「御供物」とし、贈り主の姓名を薄墨色で書きます。くだものや缶詰の場合は、かごを白い紙で包装し、黒か白のリボンをかけます。表書きのしづらいものには名刺か名前のカードを添えます。
デパートや専門店では、弔事用のかけ紙をつけてくれるので、そこに名前を記入します。
投稿者 funeral :
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