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後飾りの祭壇と還骨法要
仏式の場合、四十九日の忌明けまで納骨せず、一度遺骨を持ち帰るのが一般的です。そのため四十九日までは「後飾り」の祭壇を設けて、遺骨と位牌を安置し、遺影を飾ります。忌明けまでに弔問に訪れる方には、ここで線香をあげてもらいます。
火葬場に同行せず家に残った人に、遺骨が戻ってくるまでに後飾りの祭壇の準備をしてもらいます。白い布をかけた小机の上に線香、燭台、鈴、供花、供物などを供えます。
祭壇は、仏壇がある場合はその前に置きますが、その場合、仏壇の扉は閉めます。また、仏壇がない場合は、部屋の北側か西側に置きます。
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遺骨が戻ったら、家に残っていた人は合掌して迎えます。喪主は、準備してあるあと飾りの祭壇に遺骨と位牌を最上段の中央に、遺影を下段中央に安置して、灯明を灯します。
僧侶に家まで同行してもらった場合はお経をあげてもらい、喪主から順に焼香します。これを「還骨法要(還骨勤行)」といいますが、僧侶による読経がなく、遺族のみの焼香でもかまいません。この焼香をもって、葬式は全て終了します。
最近はこの後に「初七日」の法要を行うことが多くなりました。本来は死後七日目に行うものですが、遠方からの参列者に配慮して当日に行うことがふえたようです。従来どおりの日程で初七日を行う場合は、親戚、友人、葬儀で世話になった人達を招き、僧侶にお経をあげてもらった後、茶菓でもてなしましょう。
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