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精進落としの宴
本来「精進落とし」は四十九日が終了した忌明けに行うものでした。遺族は、故人の生まれ変わる世界が定まるとされる四十九日まで喪に服し、肉や魚などなまぐさ物を断って、精進料理で過ごすのが習わしです。その後、忌明けとともに通常の食事に戻るのですが、その最初の食事が「精進落とし」です。「お斎(おとき)」「精進上げ」ともいいます。
しかし現在では、僧侶や世話役など、葬儀で世話になった人達を感謝の気持ちでもてなすために、喪家側が設ける会食の席という意味で営まれるようになっています。この場合、精進落としの宴は還骨法要のあとに行います。
精進落としの宴では、僧侶、世話役の人達に上座についてもらい、友人、知人がそれに続きます。喪主、遺族は末席に着きます。以下に精進落としの席次の例を示します。
●精進落としの席次●
一同がそろったら、会食に入る前に、喪主は世話になったお礼のあいさつをします。僧侶が精進落としの席を辞退した場合は、「御車代」と「御膳料」を渡します。「御車代」は僧侶が出席した場合にも渡します。
精進落としは、喪主か親族代表のあいさつで始まります。宴が始まったら遺族は各席をまわり、お礼を述べ、お酌をします。宴の時間は1〜2時間。ころ合いを見計らって、喪主か親族代表が、「皆様もお忙しいことと存じますので、そろそろ閉会したいと思います」と終わりのあいさつをします。
なお、自宅が狭いなどの理由で精進落としができない場合は、折詰にお酒を一本加えて手渡し、精進落としの代わりとします。
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