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規模の大きな法要の準備
法要では僧侶に読経してもらい、式の終了後には会食の席(お斎)を設け、僧侶と招待客をもてなします。忌明けの法要である四十九日や一周忌、三回忌など、規模の大きい法要を営むときは、万全の準備が必要です。できれば2ヶ月以上前から準備を始めましょう。
準備の手順は次のとおりです。
①日程を決める
年忌法要は原則として祥月命日に行いますが、日をずらす場合は必ず命日よりも前にします。日程は寺院や僧侶と相談の上、決めます。
②場所を決める
寺院、自宅、斎場など、どこで行うかを決めます。最近はホテルなども会場として使われます。
③招く人を決める
招く人の範囲と人数を決め、1ヶ月前までに案内状を送り、出欠の返事をもらいます。近親者には電話での連絡で、かまいません。
④引き物の手配をする
引き物(手土産)の手配をします。引き物には黒白か銀色の結び切りの水引のかけ紙をし、表書きは「粗供養」「志」などとします。関西では「茶の子」も使われます。
⑤会食の手配をする
法要のあとの会食(お斎)の会場や料理を手配します。
⑥寺院への謝礼
寺院への謝礼は、奉書紙に包むか白封筒に入れ、表書きは「御布施」「御礼」とし、法要の前にあいさつをするときに渡します。僧侶に自宅や霊園前まで出向いてもらう場合は、送迎するしないにかかわらず、「御車代」を包みます。また、宴席に供応しない場合は、「御膳料」を包みます。
その他卒塔婆供養をする場合はあらかじめ寺院に申し出て料金を確かめておきます。料金は「御卒塔婆供養料」あるいは「御卒塔婆料」として、御布施とは別に包みます。納骨を行うときは、納骨の準備もします。
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